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スタッフより

保証会社について

2012年06月10日

当物件では家賃保証会社の利用を条件として賃貸借契約を締結します。この家賃保証契約の契約者は保証会社と借主となりますが、この契約の受益者は家賃の滞納等があった際家賃等の補てんを受けるの貸主になります。また、借主が保証会社を指定することはなく、貸主サイドが保証会社の利用を義務づけるケースがほとんどです。ですので構図としては貸主が貸主のためにかける保険を借主がかけるみたいな感じです。

これが特殊かというと銀行などの金融機関からお金を借りるときは、基本的に保証会社や信用保証協会を利用しないとお金を借りれません。その契約者と費用はだれが出すかと言えば、やはりこれも借主(債務者)です。

世の中的にはおかしくないのかもしれませんが、私はちょっと違う気がしています。私はこういう性質のもの(借主を保証するといっていますが、内容としては貸主の保険だと思います)はやはり受益者が契約をして、保険を受け取るというのがスムーズだと思います。

当初私は家賃保証料は弊社が負担しようと考えていたのですが、契約的におかしいし、もし弊社が負担した場合経費になるのかわからいのでやめました。そのかわり予定していた礼金2ヶ月分をやめ、1月分に減らしその分を保証料にあてていただくことにしました。

保証会社はいまもって日本賃貸保証株式会社(JID)か全保連株式会社か決めかねている原因は、保証料の金額の違いと連帯保証人の取り扱いの差です。JIDは2年間で家賃等の1カ月分(最低保証料が50,000円)、更新時は0.5ヶ月分(最低2.5万円)の保証料かかるのに対し、全保連だと初回が0.8ヶ月分で、翌年から0.1ヶ月分の保証料(最低保証料の規定がない)です。細かい保証の内容の差はあるものの保証会社が利用できれば大枠問題ないので、全保連にしようと思ったのに、連帯保証人の取り扱いがJIDと違うのです。JIDはいわゆる第三者保証は不要です。個人契約の場合は保証人なし、法人の場合は代表者が保証すればOKです。一方全保連は審査なので明確に言えないけれど、新規起業の場合、個人だと連帯保証人1名、法人だと代表者ともう一人保証を求められるケースがありそうだということです。

保証料をもらっているのだから連帯保証人は必要ないというのが基本だと思います。でもリスクは違う訳で、今回のような保証料の差があればそれはそれでおかしくはない。前に書いたとおり私は連帯保証という仕組みが嫌いなので、JIDの仕組みをおしたいのですが、ほとんどの方が滞納なんてしないのに高コストを押しつけるはいかがなものかという気がしなくもない。そしてそもそも滞納しないのだから連帯保証人をたてても問題ないということも出来ます。事業資金の融資とは性質も違うし、連帯保証債務も大したことないからいいのかなあとも思わなくもないです。

来週中には結論を出さなくては!

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